若葉会動物病院

about当院の特徴

animal-oriented treatment動物の立場に立った治療

自分の子供が治療を受けるときに、なるべく安心で痛くない・怖くない治療をしてほしい……
それが親の当たり前の気持ちです。
人間の子供なら、「痛い!怖い!」と言えますが動物は言えません。

若葉会動物病院は安心で痛くない・怖くないを最優先にして、診察を行っています。

例えば……

  • 注射液を吸う針と動物に注射する針を付け替えることで注射時の痛みを軽減します。
  • 点滴や注射器、注射針,は全て使い捨てにして万が一の事故を防いでいます。
  • 局所麻酔を有効に使用し、傷の処置・検査時の痛みを和らげます。
  • 怖がりな猫ちゃんたちのために、猫専用の待合室を設けています。
  • なるべく、飼い主さんと一緒の部屋で処置・検査します。

polite explanation丁寧な説明

それぞれの担当獣医師とゆっくり会話していただけるように個室の診察室を4室設けています。

手術の相談や治療法の相談もゆっくりとリラックスした雰囲気で行えるように心がけています。
飼い主様の話をよく聞いて、なるべくわかりやすく説明し、ご家族と動物にとって最適な治療を提案します。
疑問や不安な点は遠慮なくお申し付けください。

セカンドオピニオンにも精一杯対応させていただきます。
万が一、担当獣医師が合わないと感じた方は遠慮なく受付で他の獣医師を指名してください。

pain control痛みのコントロール

手術や治療には、痛みがつきものです。

当院では先制鎮痛薬の投与・持続点滴による鎮痛・局所麻酔の併用・傷の湿潤療法・術創の優しい縫合を実施することで、術後の痛みによるストレス軽減を最大限行っています。

diagnostic method80列高速CTスキャンによる診断

CTスキャンによる診断のイメージ

当院に導入されている「Canon Aquilon Lightning 80列」は全国の大学病院でも採用されている最新のCT撮影装置です。
従来のCTよりも撮影速度が速いため、一度のスキャンで広い範囲を検査することができます。
動物の性格にもよりますが、部位によっては無麻酔での撮影も可能です。
腫瘍の術前診断や、難治性疾患の精密検査にはなくてはならない検査機器です。

vaccination混合ワクチンの接種について

当院では、全米獣医師会(AVMA)全米動物病院協会(AAHA)のガイドラインに従い、成犬・成猫の場合、混合ワクチンは3年に1回の接種を推奨しています。

ただし、9種ワクチンが必要な方、希望される方、感染リスクの高い方には毎年接種を行っています。

medical treatment method消毒をしない湿潤療法

高齢猫における踵の皮膚欠損治療例

高齢猫における踵の皮膚欠損治療例のイメージ
高齢猫における踵の皮膚欠損治療例のイメージ

外傷・皮膚欠損の治療には、人医領域でもスタンダードになりつつある湿潤治療を行っています。

当院では医学的に根拠のない消毒を行わず、傷を湿潤に保ち癒合と上皮化を促します。

化膿した傷にはナイロン糸を用いたドレナージを使用し、感染のコントロールを行います。

術後の傷への湿潤治療

避妊手術から18時間後の縫合創

避妊手術から18時間後の縫合創

子宮蓄膿症手術抜糸直後の術創

子宮蓄膿症手術抜糸直後の術創

動物は毛が数週間で生えるので、傷跡の外観は軽視されがちですが、傷がきれいに早く癒合すればそれだけ動物の負担も減ります。
湿潤治療は痛みが少なく、湯郷も早いため手術のストレスを低減してくれます。

allergy dermatology outpatient脱ステロイドを目指したアレルギー皮膚科外来

当院では、皮膚病を ①アトピー ②膿皮症 ③乾性脂漏症 ④脂性脂漏症 ⑤多汗症 の5つにグループ分けを行いそれぞれに最適な検査・内服・外用・スキンケア・食事療法を組み合わせて行うことでなるべくステロイドに頼らない皮膚科治療を行っています。

アレルギーの治療には、アレルギー検査や乳酸菌・オリゴ糖を用いたシンバイオティクス療法を取り入れており、体質改善による体に負担の少ない長期維持を目標としています。

nursing care service動物の介護に関するサービス

近年、獣医療の発達や生活環境の改善により動物たちの寿命が伸びてきています。
それと同時に動物の介護・看病によって飼い主様の負担が重なり、身体を壊されたり、精神的に余裕がなくなってしまうケースが増えてきました。

当院では介護の必要な動物の入院管理やデイケアを行うとともに飼い主様の相談にものらせていただきます。

腫瘍の末期にある動物に関しては、最適な疼痛管理と自壊した腫瘍への湿潤療法により生活の質(quality of life)の向上が期待できます。

犬の痴呆症状と脳の疾患はよく似ているため、内服薬によって症状の緩和ができる場合もあります。

時として、長い年月を伴にしてきた、自分の戦友のような動物が介護の疲れで憎くなってしまい、怒ったり叩いたりしては、自己嫌悪に陥る……。
そのストレスは、大きな負担になります。

その子が旅立つその日まで、その子を愛し続けるために必要なこと。
それは、飼い主様がしっかり休んで心身共に元気でいることです。

介護の必要な動物をお預かりして、飼い主様に安心して休んでもらうことが当院の目的です。
大好きな飼い主を怒らせたり、泣かせたりするのを望んでいる動物はいません。

当院のスタッフは全員が動物と暮らしています。
動物が旅立つ日に「やっと解放される。」「長かったな~」ではなく「良く頑張ったね、ありがとう。」と言ってほしいとの願いから、全員で介護ケアに協力します。